WEBLOG

ブログ

050 「Don’t Think. Feel」(考えるな、感じろ)の次のセリフに

(c)ワーナー・ブラザーズ

 

 

みなさん、こんにちは。

代表 薩田です。

 

ブルース・リーの『燃えよドラゴン』(英題:『Enter the Dragon』)
という映画があります。

 

これは、ブルース・リーの
「考えるな 感じろ」 ( Don’t think. Feel! )
というセリフで有名です。

 

わたしは、ずっと、このセリフの次のセリフの意味がわかりませんでした。

 

「月を指差すのと似たようなものだ」
( It is like a finger pointing away to the moon. )

 

んー?どーいう意味???

 

 

先日、ある方の勧めで 『パッチ・アダムス』(英題:『PATCH ADAMS』)
という映画をみました。

 

そうしたら、「あ、ブルース・リーと同じこと言ってる!!」
と感じたシーンが出てきたのです。

 

主人公パッチが、まだ医者になる前。
精神病院に入院していたときのこと。
同じ病院に入院している”天才”から、指を4本差し出されて、質問されます。

 

「何本に見える?」

 

4本、と答えるパッチに、その天才は違う、と言って

答えを教えずに去ります。

 

深夜、答えを教えてもらうために
その天才の部屋を訪れたパッチに、天才は言います。

 

以下、引用
—————–
問題ばかり見てると
答えが目に入らない

 

指の向こうを見るんだ
何本に見える?

 

人に見えないものを見ろ
恐れとか怠惰で、人が見ようとしないものを
—————–

 

(c)ユニバーサル・ピクチャーズ

 

 

ブルース・リーの言っていること

指 ではなく その先(月) に集中しろ

 

パッチが言われたこと

問題 ではなく 指の向こう を見るんだ

 

 

うち(BiP)では
お客様のはなしを聴くということを大切にしていますけど

 

お客様自身も、コトバにできないことは多くて
また、コトバにした瞬間「そうじゃないんだ!」とうまくコトバにできなかったりします。

 

コトバは目に見えない。

しかも、正確にコトバにできないことも多い。

 

なら、感じるしかない。

 

 

映画のなかで、弟子が、ブルース・リーに叱られます。

「Don’t Think. Feel!」 と。

 

なぜ、頭で考えてしまう?

なぜ、感じられない?

 

 

それを、『パッチ・アダムス』で、天才が教えてくれています。

—————–
人に見えないものを見ろ
恐れとか怠惰で、人が見ようとしないものを
—————–

 

恐れとか、怠惰、あとは怒りもあるでしょうか。
それらが、あるから「見えない」。

 

誰かから、バカにされたらどうしよう、笑われたらどうしよう、という恐れ。
誰かに何かされて、ムカついた、という怒り。

 

でも、いったん、それを、脇によけてみる。

 

自分の胸から、それをすくいだして
いったん、横のバケツにいれてみる、みたいなイメージ。

 

相変わらず、隣のバケツに、恐れとか怒りとかはあるんだけど
自分の胸のなかではなく、外にあるので
客観的にそれを扱える。
弱く感じる、弱まっている。

 

その状態で、その相手をみてみると
恐れとか、怒りをもったまま、その人と対峙しなくてすむ。

 

あー、もしかして
あの人も怖いのかなぁ、とか
そんなふうに思えるようになってきて

 

本当はどうだか、わからないけど
自分と同じものが相手のなかにもあるんだなぁ。

同じ人間なんだなぁ、と感じてきます。

 

ちなみに、わたしにとって「バケツにいれる」とは

書く、話す。

 

こうやってブログに書いたり、

人と話したり、、ということが、

恐れや怒りを「バケツにいれる」ということに

なっているような気がします。

 

 

ブルース・リーは、指の先には 「栄光」 がある、と言っています。
パッチは 「新しい世界が見えてくる」 と、天才に言われます。

 

栄光も、新しい世界も、言い回しが違うだけで
きっと同じこと。

 

わたしは、今回『パッチ・アダムス』をみて

 

「考えるな、感じろ
月を指差すのと似たようなものだ」

 

と、ブルース・リーが言っている意味が、わかったような気がします。

 

 

コトバは大切。
だけど、コトバにとらわれない。

 

その先にあるものを、見ようとする。

 

 

すると、例えば

いろんな人との関係性が変わるんじゃないかな、と思います。

少なくとも、わたしは、自分でやってみて、とてもそう感じます。

 

たぶん、相手は変わっていないのだけど

自分のほうが変わるから、世界が変わってみえるんだろうと思います。

 

 

自分が変われば、世界が変わる。

 

だとしたら、すごい簡単じゃない?

 

世界を変えるのって。

 

ちなみに、『パッチ・アダムス』の「4本」は

本当は何本なのか?

 

気になる方は、映画を観てみてください^^

 

●パーソナルトレーニングジムBiP田町店
https://bip.gym.co.jp/shop#section-shoptamachi

 

●パーソナルトレーニングジムBiP飯田橋店
https://bip.gym.co.jp/shop#section-shopiidabashi

 

●無料カウンセリング・トレーニング体験(田町)
https://bip.gym.co.jp/counseling_tamachi

BiP

著者:薩田 有紀代

株式会社BiP 代表取締役。身体と、そして人生を変えていきましょう。