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186 いい組織・チームとはエフィカシー(自己能力の自己評価)が高い人の集まり

こんにちは。
代表 薩田です。

 

昨日は、会社の設立記念を兼ねた会社の歓迎・懇親会でした。

みなさん、これからも新メンバー共々よろしくお願いいたします。

 

先日、自宅の本棚から、大学の卒業論文が出てきました。
懐かしい・・と思いながら、久しぶりに自分の論文を読んでみると
新たな発見があったので
今日はそれをシェアさせていただきたいと思います。

 

これは、すでに就職してから、夜間に大学編入したときに書いたもので
当時、とても興味のあった、
「職場の人たちのモチベーションになぜこうも差があるのか?」ということについて
心理学をベースに調査したものをまとめたものです。

 

ゼミでお世話になった柴田博先生の多大なるお力添えもあり
おかげさまで、その年の学科の最優秀論文に選ばれました。

 

その論文の概要は以下の通りです。

●タイトル
『従業員の動機づけ(モチベーション)と性格特性との関係についての考察
〜楽観的帰属様式尺度との関係を中心に〜』

 

●仮説
モチベーションの高い従業員は楽観度が高く、
楽観度の低い悲観的な従業員よりも
仕事に対するやる気(モチベーション)がより高い。

→この仮説を証明するために、調査を行った。

 

つまり、簡単に言うと
「モチベの高い社員は、楽観的で
モチベの低い社員は、悲観的じゃない?」ということを確かめてみよう、
という目的で調査をしましたよ、ということです。

・・で、結論は、上記仮説は支持されませんでした。

 

何が社員を動機づけているか、はその個人によって様々で
楽観的かどうか、などのいくつかに絞られた要因だけでは、
なんとも言えないよね、という
まぁ言ってしまえば、当たり前の結果になったわけです。

 

でも、当時、大日本印刷株式会社(DNP)に勤めていた私には
どうにも不思議だったのです。

 

「なんで、同じ会社、同じ職場なのに
人によって、こんなにモチベーションに差がでるの?」と。

 

仮説は支持されなかったものの、この時の調査から導き出されたことは

「自尊感情の良い従業員は楽観的であり
自尊感情の悪い従業員は悲観的である」

ということでした。

 

卒論を書いた当時、この結論にはそれほど重きを置いておらず
いま改めてこの論文を開いて読んでみるまでは
すっかり忘れていたくらいのことでした。

 

しかし、いま改めて思うのは
この結論こそ全て、めっちゃ重要じゃないか、ということです。

 

自尊感情とは、私は、最近は
「エフィカシー」と言い換えています。

 

エフィカシーとは、「自己能力の自己評価」のことです。

 

自己評価ですから、他人は関係ありません。
自分で自分の能力を評価するのですから、
どれだけ、高くてもいいわけです。
だって、他人は関係ないのですから。

「オレすごい!」
「わたし最高!」

と、自分の評価を高くしておけばいいのです。

 

卒論の結果を言い換えると
「エフィカシーの高い人は楽観的」
ということです。

 

BiPでは、人事評価や1on1、全社ミーティングに
コーチングの理論を取り入れて、運営しています。
社員は気づいていない部分も多いと思いますが
私としては、かなり意識してやっています。

 

そのときに、このエフィカシーという概念を
組織に所属するメンバー(社員)が理解しているかどうか、は
とても大きな意味を持ってきます。

 

社員にとっても、
そして何よりも、私自身が、ますますエフィカシー高く
いろんなことに取り組んでいきたいと
最近特に強く思っている理由は、

 

エフィカシーが高くないと、
他人をけなしたり、貶めたり、僻んだり妬んだり
するようになってしまうからです。

 

いい組織・チームとは、エフィカシーが高い人の集まりである、と
私は考えています。

 

卒論の結果である「エフィカシーの高い人は楽観的である」
ということを、あらめて考えると
日々の業務や、日常のすべてにおいて、楽観的なモノの見方・捉え方ができるよう
社員やお客様や、周りのすべての人をサポートしていくことが
私の役割なのだ、と改めて思った次第。

 

ボーリングをしながら、お食事しながら
社員のみんなをより愛おしく感じることができる自分を
とても誇りに思います。

 

今日3/3は、ひな祭り。
3月も、楽観的に、楽しく、やってまいりたいと思います。

 

お客様や、日々いろいろやってくださっている協力パートナーのみなさんには
本当にいつも感謝しております。

 

●パーソナルトレーニングジムBiP田町店
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BiP

著者:薩田 有紀代

株式会社BiP 代表取締役。身体と、そして人生を変えていきましょう。