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178 パーソナルトレーニングジムの選び方:差別化戦略の違いによるジムの特徴

 

こんにちは。
代表 薩田です。

このブログを書くのが、5ヶ月ぶりです。
お久しぶりです。
またボチボチゆるゆるやっていこうと思います。

先日、あるお客様から
「BiPは、他のパーソナルトレーニングジムとどう違うの?」という
質問を、うちのトレーナーが頂戴しまして

そのトレーナーは「カスタマイズです!」と
元気よく答えてくれましたが、
改めて、みなさまにお伝えしておきたいと思います。

企業の差別化の戦略という話になるときに
いろいろな検討方法がありますが、
私は、以下の3軸を検討します。

手軽軸
商品軸
密着軸

どのような業種・業態であってもこの3軸のどこかに
当てはまります。

例えば、ラーメン店で例えると、
手軽軸は、早い・安い・どこにでもあって手軽に入れる
ラーメンチェーンが挙げられます。

「手軽」だからといって、サービス提供側(企業)が
手軽にサービス提供できるとは限りません。

早く、安く提供するためには
材料などを安く大量に仕入れるルート開発や、早く安く作るための設備投資、
人材育成・教育と、マニュアル制作・仕組み化にも、相当の時間とコストがかかります。

商品軸は、超高級食材を使って、素材にこだわり
調理にも時間をかけ、
食器や店内の内装などにもかなりの投資を行うような
高級ラーメン店が挙げられます。

実際、東京都内には某有名な方がプロデュースする
10,000円以上するラーメン店があるらしいです。
薩田はまだ行ったことがありませんが。。

密着軸になると、お客様の個別ニーズに応えるため
「もっとお塩いれて」や
「もっとニンニクちょうだい」
「麺は硬めで」
などのオーダーに、個別に応えるラーメン店です。

つまり、

手軽軸は「もっと安くしてよ」
商品軸は「もっと良くしてよ」
密着軸は「もっと私向けにしてよ」

というふうに、それぞれ応えるお客様のニーズが違うわけです。

どれが良い・悪いではありません。
戦略の違いなのです。

私たちBiPの属するパーソナルトレーニング業界にも
この3軸があてはまります。

 


1. 手軽軸のパーソナルトレーニングジムの特徴

安さを追求した手軽に通える月額制(サブスク)の手軽軸のジムも
増えてきております。

商品軸では、最新のトレンドや技術をいち早く取り入れて
社内研修やそれを実践できる人材の採用などに力をいれている
ジムもあります。

一方、密着軸では、お客様1人1人に寄り添って
それぞれのダイエット達成プランや、ボディメイクプランを作成し
サービス提供しているジムもあります。

BiPは、この密着軸でやっております。

パーソナルトレーニングの「Personal」は
個人的な、プライベートな、というような意味合いですから
パーソナルトレーニングジム自体が「密着軸」ではないか、と
思われるかもしれませんが、最近はそうでもありません。

例えば、
手軽軸を実践するパーソナルジムでは、
AIが作成したトレーニングメニューに沿って
お客様がご自分で、トレーニングします。

トレーナーは、お客様からマシーンの使い方などの質問があれば
それに答えます。
ですから、このジムの場合のトレーナー(人材)育成は、
解剖学や栄養学などの知識ではなく、AIが作ったプログラムを
いかにすばやくわかりやすくお客様に説明できるか、という方針になります。

また、サブスク制・月額固定のジムもあります。
安く、何回でも通えるのが魅力です。

しかし、トレーナーが毎回変わったり、トレーニングのプランや
食事の提案や指導が浅い(または、ない)ため
通っている回数のわりには、結果が出にくかったり、リバウンドしたりします。

トレーナーが毎回変わるということは、
トレーナーが複数で、1人のお客様を担当するということであり
お客様の身体や心(メンタル・モチベーション)の変化を感じ取ることが難しくなります。

また、お客様カルテをトレーナー同士で共有したとしても
前回のトレーニングメニューを、完全に同じく実施する、
または重量や回数・セット数を、微妙に調整する(少しだけ増やす・減らすなど)
というような微細な調整ができにくく、
お客様の目標達成の道のりが遠回りになります。

「食事の指導が大まかだった、ほとんどなかったので、痩せませんでした、リバウンドしました」
と仰って、他のジムからBiPへお越しいただくお客様は、とても多いです。

つまり、トレーニングや食事指導の質よりも
「安い」という価値を提供しています。
価格を下げるには、AIを導入したり、指導マニュアルを作成、シフト制の勤務体系を導入するなど
企業側の努力がありますので、「安い」=「手軽」に提供できる、というわけではありません。
あくまで、お客様にとって「手軽」に購入できるということです。

 


2. 商品軸のパーソナルトレーニングジムの特徴

基本同じトレーナーが担当するジムが多いです。

そのトレーナーが勤務時間外に、お客様が予約を入れると
別のトレーナーが担当してくれますが、
同じメニューを、同じように提供してくれますので安心感があります。
価格は高価格であることが多いです。

また、しっかり時間とお金をかけて、社員教育していますので
どのトレーナーが出てきても、同じメニューを同じクオリティで提供できるのが
商品軸の企業です。

私が実際に通った印象としては、
毎回同じメニューなので、安心感はありますが、変わり映えせず、飽きが出てきます。

好きではないトレーニングの時間になると、モチベーションが著しくダウンし
「あ・・またアレか・・」と思いながらやりますが
トレーナーの方が、基本スタンスとして、
お客様とのコミュニケーションを浅くしている(時間をかけない)ため、
トレーナーがお客様の「嫌だな」という気持ちに気が付かずに、
または気がついたとしても、時間内で決められたメニューを提供する、
つまり、トレーナーが提供したいように、
いつもと同じメニューを同じだけ提供する、というトレーニングが毎回続きます。

しかし、目標達成のために組まれたメニューですから
結果はしっかり出ます。

私の場合、いくつかのジムに通わせていただきましたが、
 ✔️2ヶ月で、太ももが3cmサイズダウンし、体重は3kg減ったり・・
 ✔️翼状肩甲(※)ぎみだった肩甲骨が治りましたが・・
ぶっちゃけ、楽しくなかったです。
 (※)肩甲骨が翼のように浮いた状態になってしまうこと

わたしの気持ちや、やりたいことや、楽しさ、モチベーションポイント
みたいなところが全くノーケアだったので。
ラーメン屋で例えると、
「ごちゃごちゃ言わずに、黙って俺の作ったラーメンを食え!」という感じ(笑

これは、わたしが実際に、複数の某ジムさんに通った感想ですので
あくまで主観ですが・・

 


3. 密着軸のパーソナルトレーニングジムとは

一方、密着軸は
「もっと私向けにしてよ」というお客様の個別ニーズに応えるため、
トレーナーは、お客様の身体だけではなく、
性格や趣味、お仕事内容や忙しさ度合い、
睡眠や腸の調子(排便など)、トータルで把握させていただきます。
嫌な場合は、そこを察知し、深く聞き出したり、深い指導はしません。
心理的な距離感も、お客様1人1人のお好みに合わせていきます。

また、身体においても、クセや歪みなどをしっかり把握した上で
そこを改善するエクササイズも取り入れつつ、
しっかり目標達成できるようなメニューを組んで、実施していきます。

お客様とスタッフ・トレーナー同士の心の交流や、会話の楽しみなどの価値も付加されます。
多少の価格の高さや、予約の取りにくさ(予約待ち)はありますが
お仕着せのサービスは提供しない。

パーソナルジムだから、どこも密着軸かといえばそういうことはなく
”密着”の密度や濃度には、かなり差があります。

例えば、
お客様が一般の方の場合、多くは、筋肉や骨格の知識はあまりありません。
知識がないからといって、専門的な知識などを背景にした上での分かりやすい説明や、
なぜそのトレーニングをやるのか、の説明を省いて
いきなりトレーニングに入るジム(トレーナー)は、とても多いです。

例えば、「足を細くしたい」というお客様に対して
いきなりスクワットをやらせるとか。

BiPの場合は、まず、骨盤のほか、全身の筋肉・骨格を確認・チェックさせていただき
もし、歪みや異常が見られれば、まずそこを改善するための
筋膜リリースや、ストレッチ、改善エクササイズを入れてから
スクワットに入ります。

骨盤が歪んだままトレーニングしても、
美しいシルエットの足にはならないからです。

そして、なぜそうするのか、の説明をしっかり行います。
「カスタマイズ」し、提案し、了解をいただいてから
実施させていただいております。

しかし、全身の骨格や筋肉をチェックせずに、
いきなりスクワットを提供してしまうジムは、本当に多いです。
だから、お客様に怪我をさせてしまうのです。

BiPには、

・ダイエットを成功させたい
・お腹を凹ませたい
・足を細くしたい
・胸を大きく、男らしい逆三角形の上半身になりたい
・がっちりとした、スーツの似合う、かっこいい足や背中(後ろ姿)になりたい
・姿勢を良くしたい

というようないろいろなご要望のお客様がいらっしゃいますが、
お客様1人1人、お身体の筋肉のつき具合やクセはもちろん、
お食事やお仕事、疲労度合いなど個別に把握させていただいた上で
トレーニングとお食事プランを提案させていただいております。

冒頭の「BiPは、他のパーソナルトレーニングジムとどう違うの?」への答えは
「もっと私向けにしてよ」に心底お応えする
完全カスタマイズの提案力に自信のあるパーソナルトレーニングジムです、

ということになります。

しっかりやってほしいところは、しっかり。
あまりいらないところは、サクッと軽めに。

これが実現できるのは、トレーナーが毎回固定の専属だからです。

まとめると、パーソナルトレーニングジムを選ぶときのポイントは、

●品質より安さを求める「もっと安くしてほしい」という方は、
手軽軸の安いジムへ
(AIなどのシステム導入や設備投資を行っているジム、月額制・サブスクジムなど)

●「もっと良くしてよ」(楽しさや継続よりも成果・結果を求める)という方は、
商品軸のジムへ

●「もっと私向けにしてよ」と、わがままを言いたい(笑、
自分の場合どうしたらいいのか・・いろいろ質問したい、個別に教えて欲しいという方は、
完全カスタマイズで提案力に自信のあるBiPへ


繰り返しますが、いずれも良い・悪いの問題ではないのです。
戦略の違いなのです。
また、前述したものは一例です。
例えば、システム導入しているからといってすべて手軽軸のジムというわけではなく
商品軸や密着軸のジムもあります。

パーソナルトレーニングジムを選ぶ際の検討ポイントの一つとして、
参考にしていただければと思います。

自分はどうしたいのか?どうなりたいのか?
そのためには、どういうパーソナルトレーニングジムがいいのか?

「パーソナルトレーニングジム」って、
どこも同じじゃないの?何が違うの?
と思われた方に、少しでも参考になれば幸いです。

この差別化の3軸は、どんな業種・業界でも共通ですので
そういう目で、世の中の商品・サービスを見てみると、面白いですよ。


●パーソナルトレーニングジムBiP田町店
https://bip.gym.co.jp/facility/tamachi/

●パーソナルトレーニングジムBiP飯田橋店
https://bip.gym.co.jp/facility/iidabashi/

●無料カウンセリング・トレーニング体験・ダイエットのご相談はコチラ
https://bip.gym.co.jp/counseling/

 

BiP

著者:佐々木 優大

腕や体幹・脚力が向上し、かつ高い脂肪燃焼効果が期待できる筋力アップトレーニングを得意としています。